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はじめに

  • DMOとは: DMOは「Destination Marketing / Management Organization」の略で、観光地域づくり法人を意味します。地域の観光業を活性化させるために、自治体や企業が連携して観光地域づくりを推進する組織です。

  • 設置の可能性: 地方自治体はDMOを設置することが可能です。単独市町村の区域で活動する地域DMOや、複数の地方公共団体にまたがる地域連携DMOなど、様々な形態があります。

  • 設置の手順: 地域からの申請を行い、「観光地域づくり法人計画・確立計画」を作成し、地方公共団体と連名で提出します。その後、観光庁の事前審査を受け、問題がなければ仮登録が行われます。

  • 登録のメリット: DMOに登録することで、関係省庁からの支援やアドバイスを受けることができ、地域の観光業を持続的に成長させることが可能になります。

  • DMOの役割: DMOは地域の観光業を活性化させるために、データに基づいたマーケティング戦略を行い、地域の魅力を高めるための取り組みを行います。

DMOの種類 [1]

  • 地域DMO: 単独市町村の区域で活動するDMOで、地域の観光業を活性化するために設置されます。

  • 地域連携DMO: 複数の地方公共団体にまたがる区域で活動するDMOで、広域的な観光地域づくりを行います。

  • 広域連携DMO: 複数の都道府県にまたがる区域で活動するDMOで、インバウンド効果を高めることが期待されます。

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設置手順 [2]

  • 申請: 地域からの申請を行い、「観光地域づくり法人計画・確立計画」を作成します。

  • 提出: 地方公共団体と連名で計画を提出し、観光庁の事前審査を受けます。

  • 仮登録: 問題がなければ「候補DMO」として仮登録が行われます。

  • 本登録: 仮登録後、3年以内に「登録DMO」として本登録を行う必要があります。

登録のメリット [2]

  • 支援: 関係省庁からの各種支援メニューを受けられます。

  • アドバイス: 総合的なアドバイスを受けることができ、観光地域づくりを効率的に進められます。

  • 地域経済: 地域の経済を持続的に成長させ、活性化させることが可能です。

DMOと観光協会の違い [1]

  • DMO: 顧客目線で事業を行い、自治体の財源だけに頼らず事業利益で運営することが多い。

  • 観光協会: 自治体単位で事業を行い、自治体の補助金を財源とすることが多い。

  • 役割: DMOは観光地づくりや地域のアピールを主体とし、観光協会は地域内のスポットをまんべんなく紹介します。

成功事例 [2]

  • せとうちDMO: 瀬戸内を囲む7県が連携し、地域経済の活性化を目指しています。

  • ひかりのみちDMO福津: 福津市ブランド形成を目指し、地域の観光振興を推進しています。

  • DMO芝東京ベイ: 竹芝エリアの活性化を目的に、MICE誘致活動を推進しています。

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