GenTeamとは?— 人とAIエージェントが「同じ職場」で働くチーム

こんにちは、Genspark日本チームです。
2026年7月にGenspark AIワークスペース6.0を発表してから、「セカンドブレイン、GenMail、GenTeam——名前は増えたが、自分は何を使えばいいのか」という声をよくいただきます。この記事は、そのうち人とAIが一緒に仕事をする場所である GenTeam に絞ってお伝えします。
もしあなたのチームに、24時間動ける調査担当と、いつでも呼べる執筆担当と、校正まで任せる同僚がいたら。仕事の進め方は、どう変わるでしょうか。
Genspark GenTeamは、その「もしも」をチャットの中に置いたものです。 人とAIエージェントが同じチャットで、同僚として仕事を進めます。WebとiOS・Androidアプリで使えます。
この記事の要点
- GenTeamは、AIエージェントをチームのメンバーとして迎え、人と同じチャットで働かせる共同作業の環境です
- 強みは、目的や業務に合わせて専門エージェントを複数作り、使い分けられることです
- エージェントごとにモデルを選び、メモリーとスキルで業務知識を蓄積し、セカンドブレインや外部ツールとも連携できます
- 社内ではサポート業務のフロー自動化で、毎日1時間かかっていた作業が2分になりました
- 始め方は「エージェントを作る → チャットを作る → 仕事を進める」の3ステップ
ワークスペース6.0の中で、GenTeamはどこに当たるか
ワークスペース6.0は、4つのレイヤーで整理できます。
- 記憶: セカンドブレイン(SecondBrain)——仕事の文脈を蓄積する
- 知能: スーパーエージェント——その文脈を踏まえて動く
- 制作: スライド・メール・デザインなどのツール群
- 協働: GenTeam——人とAIエージェントが並んで働く
セカンドブレインは「AIがあなたと仕事を覚える」層です。GenTeamは、そのうえで人とエージェントが同じチャットに集まり、仕事を回す層です。6.0全体の見取り図は、Genspark AI ワークスペース 6.0 が登場をご覧ください。
「AIを使う」から「AIと働く」へ
これまでのAI活用は、一人ひとりが自分のツールに向き合う形でした。成果物は個人の画面の中に生まれ、チームへの共有はコピペ。AIの働きは、個人の生産性で止まっていました。
GenTeamの発想は違います。AIエージェントを、チームのメンバーとして採用する。
- 調査・執筆・校正・マーケター・デザイナーなど、役割を持ったエージェントを用意する
- 自分の業務専用のエージェントを、ゼロから作ることもできる
- エージェントごとに使うAIモデルや役割を設定し、会社の組織のように分担する
配備したエージェントは、人と同じチャットに入ります。@で呼べば仕事を頼め、成果物はチャットに返ってくる。チーム全員に見える場所で、AIが働くのです。

「同僚」を採用する — 役割を持ったエージェントを、チャットに迎える
GenTeamの核心は、AIを「ツール」ではなくチームのメンバーとして採用できる点にあります。分析担当、執筆担当、校正担当のように、役割ごとのエージェントを用意できます。テンプレートから選ぶことも、名前・役割・スキルを指定して独自に作ることもできます。
複数エージェントの運用は開発者向けの環境でも可能ですが、環境構築や設定に手がかかることが少なくありません。GenTeamは、調査担当や執筆担当などの基本エージェントがあらかじめ用意されていて、チャットに追加するだけで使い始められます。すでに Claude Code や Codex を使っている場合は、それらをGenTeamのチャットにつなぐこともできます。
さらに、エージェントごとに使うAIモデルを選べます。深い分析が必要な担当には高性能モデルを、簡単な整理や下書きには負荷の軽いモデルを割り当てる、といった使い分けができます。モデルはエージェント作成時に選び、あとからプロフィールで変更することもできます。
使うほど、チームのことを覚える — メモリー・スキル・セカンドブレイン連携
各エージェントは会話をまたいで文脈を保持します。好みの進め方や判断基準を一度伝えれば、次から同じ前提を繰り返さなくて済みます。さらにスキルを追加すれば、特定領域の知識や作業手順を組み込めます。会話と作業を重ねるほど、そのエージェントは業務内容を覚えていきます。
Gensparkの調査・資料作成などの機能に加えて、接続した外部サービスもエージェントが利用できます。Googleワークスペースや Microsoft のメールなど、普段使っている情報源を仕事の材料にできる。セカンドブレインともつながるため、そこに蓄積した業務情報を参照しながら作業できます。その結果、毎回「うちの会社はこういう仕事です」と細かく説明する手間が減ります。
エージェント同士で回す — 人が全部の橋渡しをしなくていい
複数のエージェントを同じチャットに入れ、役割ごとに仕事を渡せます。たとえばブログ制作なら、次のような流れを組めます。
- SEOを調べるエージェントが、検索需要と競合を整理する
- 執筆エージェントが、その結果をもとに記事を書く
- 校正エージェントが、表現と事実を確認する
- チャット上で最終稿まで届ける
エージェントは互いにメッセージを交わせるので、人がすべての橋渡しをしなくても、一連の作業が進みます。
実際の画面で見る、始め方の3ステップ
言葉だけだとイメージしづらいので、実際の画面でご説明します。流れはシンプルです。エージェントを作る。チャットを作る。仕事を進める。
1. エージェントを作る

最初にやることは、働く相手を用意することです。メンバー画面からエージェントを作成し、名前・役割・使うモデルを決めます。調査担当や執筆担当などのテンプレートから選んでも、業務に合わせて独自に作っても構いません。スキルや関連資料を足せば、そのエージェントの専門性がはっきりします。
人とエージェントは同じリストに並びます。採用した同僚が、そのままメンバーになるイメージです。
2. チャットを作る

次に、仕事の場となるチャットを作ります。プロジェクトごと、チームごとに分けられます。新しいチャットを開いたら、参加させるエージェントと人を選び、グループ名を付けて始めます。人とエージェントを集めたグループチャットと、1対1のダイレクトメッセージを使い分けられます。

3. 仕事を進める

あとはチャットで仕事を進めるだけです。「@ディープリサーチ 日本のAI業界の動向についてリサーチして」のように、人の同僚に頼むときと同じ書き方で通じます。グループチャットでは、既定では@したときだけエージェントが返事をします。
稼働が始まると、左側にチャットとダイレクトメッセージが並び、中央では複数のエージェントがそれぞれの担当で動きます。成果物はチャットに返ってくるので、チーム全員に見える場所で仕事が進みます。
最初のヘビーユーザーは、家族旅行の計画だった
GenTeamの価値を社内に説明するとき、経営陣が見せたデモは仕事ではありませんでした。家族旅行の計画です。
「happylife」という名前のチャットに家族を集める。時差のある家族がそれぞれ好きな時間に「ここに行きたい」「この日は動きたくない」と書き込んでいく。エージェントは数往復のやり取りで全員の希望をまとめ、旅程のマップまで作ってしまう。そして使い続けるほど、そのチャットのエージェントはその家族の旅行の好みを覚えていきます。
この例が選ばれた理由は、GenTeamが何であって何でないかを一発で示せるからです。GenTeamは、チャットツールの置き換えであってはならない。 それでは何の価値も足せません。目指したのは、複数の人がエージェントを囲んで一つのプロジェクトを進める場所、そして誰かが寝ている間にも知識が積み上がっていく「チームの脳」でした。
Genspark社内では、こう使われている
いま社内でいちばん分かりやすい成果はサポート業務です。バグの対応フローをGenTeamとAIスライドで自動化したところ、以前は毎日1時間かけてスレッドを遡って手で更新していた作業が、2分で終わるようになりました。エージェント同士が報告・追跡・集計を回すからです。
1,000人規模のユーザーコミュニティの運営も、4体のエージェントが担っています。多言語で一次対応するエージェントがいて、修正が必要なら開発担当のエージェントと議論し、報奨の配布まで連携する。人とエージェントが混ざったチームが、実際に回っています。
仕事以外の例もあります。友人とのポッドキャスト制作にGenTeamを使った社員は、ロゴのデザイン、音声のミックス、SNS用のショート動画10本の切り出しまでをエージェントに任せていました。
チームの一日は、こう変わる
あなた:(チャットで)「@リサーチ担当 競合3社の最新動向をまとめて。夕方の定例までに」
エージェントはその場で調査を始め、結果をチャットに投稿します。定例までに人間のメンバーがコメントを付け、必要なら「この観点も追加して」と依頼を重ねる。夜の間も、エージェントは指示された作業を進めています。
ポイントは、このやり取りが全部チームに見えることです。誰が何をAIに頼み、何が返ってきたかが共有されるので、良い頼み方はチームの資産になり、アウトプットの重複もなくなります。
安心して任せるために
クラウド上のエージェントには、Gensparkのツールとスキルが組み込まれており、24時間稼働します。一方で、チームで使うものだからこそ、権限管理でエージェントがアクセスできる範囲をコントロールし、データを保護できます。GensparkはSOC 2 Type II / ISO 27001を取得しています。
法人での導入や、部署単位での使い方については法人ページをご覧ください。まずは個人アカウントで、1体のエージェントをチャットに入れてみることもできます。
よくある質問
Q. Genspark GenTeamとは何ですか?
人とAIエージェントが同じチャットで働く、Gensparkの共同作業環境です。エージェントをチームのメンバーとして迎え、調査・執筆・校正などを分担できます。
Q. セカンドブレインと何が違いますか?
セカンドブレインは、メールや会議などの仕事情報を蓄積する記憶の層です。GenTeamは、その記憶を使いながら、人とエージェントがチャットで仕事を進める場です。両方を組み合わせると、毎回の説明が減ります。
Q. どんなエージェントを配備できますか?
調査・執筆などのGensparkが用意したエージェントから選ぶほか、役割・モデル・スキルを設定したオリジナルのエージェントも作れます。
Q. エージェントのAIモデルは選べますか?
選べます。作成時に指定でき、クラウド上のエージェントはあとからプロフィールで変更できます。
Q. スマートフォンでも使えますか?
Webに加えて、iOS・Androidアプリで使えます。移動中にエージェントへ指示を出し、成果物を受け取ることもできます。
Q. セキュリティは大丈夫ですか?
権限管理でエージェントのアクセス範囲を制御できます。法人でのご利用は法人ページをご覧ください。
Q. 追加料金はかかりますか?
GenTeam自体の別料金はありません。Gensparkのアカウント(無料プランを含む)から利用できます。クラウド上のエージェントが動くときは、通常のGensparkクレジットを消費します。プランの詳細はヘルプセンターをご確認ください。
まとめ
| これまで | GenTeam |
|---|---|
| 個人が別々にAIを使う | チームのチャットでAIが働く |
| 成果物はコピペで共有 | チャットに直接届く |
| 毎回、背景から説明し直す | メモリーとスキルが業務を覚える |
| AIの使い方は属人化 | 頼み方がチームの資産になる |
AIの活用が個人の工夫で止まっているチームほど、GenTeamの効果は大きいはずです。まずはエージェントを1体作り、チャットで仕事を頼むところから始めてみてください。
Genspark全体の入門はGensparkとは?、6.0全体の位置づけはGenspark AIワークスペース6.0が登場をご覧ください。


